ほんの数日前のことです。
「退職したい旨をメールで伝えた」
私の知人から、このようなLINEが届きました。
以前から仕事に関する相談は受けていたので、「そっかやっと退職できるんだね」と思っていたのですが…。
私は”メールで退職したい旨を告げた”という事に少しだけ違和感を覚えました。
上司にメールで退職したいことを伝える乗って「今じゃ普通なのかな?」と。
この事について、少しだけ調査してみたので語っていきます。
退職することをメールで告げることって常識?マナー違反?
その知人は、なかなか退職が切り出せないでいました。
何かと相談しても、はぐらされてばかりで。
以前に、退職したいということを直接伝えようとしたこともあったようで、
「もうちょっと頑張れない?」
と言われ、結局話しを逸らされてしまったようです。
おそらく上司も、辞める旨を聞いたところで上に伝えるのが難しい状況だったのかもしれませんね。
それで、今回メールで伝えることを決心したようですが、常識としてマナー違反にならないのか、調査してみました。
メールで退職したい旨を伝えるのはマナー違反ではない
一般的には口頭で伝えるのが”常識”です。
しかし、別に上司や人事にメールで退職したい旨を伝えることは、”マナー違反”にはなりません。
むしろメールに残して伝えることは、なかなか会社を辞められない人にとってメリットでしょう。
文章に残っている以上、対応せざるを得ないですからね。
もちろん、中には消して何もなかったことにする方もいるかもしれませんが…。
履歴が残っている以上対応してもらえる可能性が高くなります。
メールを送ったままバックれるのはNG
ただ、注意して欲しいのは、
”メールだけ送ってあとは会社にいかない”ということ。
おそらくの会社によって就業規則・雇用契約書などに記載があるかと思います。
例えば、辞める2週間前〜1ヶ月前から退職を申し出るなど、会社によって退職に関するルールは異なっているでしょう。
あくまでもメールで送るのは退職届ではなく、退職したいという相談のメールであるということを忘れないでください。
メールで退職したい旨を伝える場合の注意点
とはいえ、基本は口頭で退職したい旨を伝えるのが常識です。
仮にメールで伝えたいのであれば、それなりに注意点があるでしょう。
個人的に、メールで退職を伝える際に注意した方が良い点を3つほどまとめてみたのでご覧ください。
退職を伝えるべき人は誰なのかはっきりさせる
「退職したい」と誰彼構わず、とりあえず知っている上司にメールを送るなんて行為は辞めましょう。
人事に関わっている上司は誰であるのか、もしくは人事に関する相談をするべき人・部署はどこであるのかを確認した上でメールを送ることが大切です。
退職したい理由を完結にまとめる
自分がどうして退職したいのか、きちんとまとめておきましょう。
これはメールで完結に伝えるためでもありますが、その後出社した後にしっかりと退職理由を話せるようにするためです。
強い辞める意思がなければ、また逸らされてしまったり、説得させられてしまったりすることに繋がってしまいますからね。
仮に、退職理由が会社に関する問題であれば、改善に努めてもらえる可能性が0な訳ではないでしょう。
きちんと、”どうして退職をしたいのか”をハッキリさせることは大切です。
失礼のない丁寧なメール内容にすること
当たり前ですが、いくら切羽詰まっているとはいえ、メールの内容は丁寧で礼儀を脇まえた内容にすることが大切です。
最低限ですが、
- 退職したい理由
- 退職するまでどうするつもりか
- どうして貰いたいのか
この3つはハッキリ伝えましょう。
お疲れ様です。〇〇です。
この度は退職についてご相談したく、メールにてご連絡させて頂きました。
(退職したい理由)
(退職するまでどうするか)
(退職に関してして貰いたいこと)
テンプレとしてはこんな感じでしょうか。
多分他にも調べると良い例文が出てくるかと思います。
丁寧で簡潔な文章を心がけましょう。
辞めれないで困っている人は、こういったサービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
最後に
”退職について上司がなかなか聞いてくれない”
という問題は、どこの会社でもよくあることです。
恐らく、これから私も退職を切り出すのですが、なかなか聞いてもらえないんじゃないかと不安に思うところもあります。
そういった時に、メールで退職したい旨を伝えても良いのではないでしょうか?
直接言うよりも、文章の方がまとまりますからね。
ただ、基本は”口頭で伝えること”だというのを忘れないでください。
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